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S状結腸間膜内ヘルニア嵌頓によるイレウスの1例

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌第14巻第1号  90~94頁 2009年
■表題:S状結腸間膜内ヘルニア嵌頓によるイレウスの1例
■title:A case of ileus due to intramesosigmoid hernia
■著者:永野克二
■共著者:長田裕典、吉井和也、夕部富三、岩崎明温

■要旨(はじめに)
症例は45歳,男性。イレウスの診断で紹介入院。イレウス管による保存的治療を行うも改善なく,腹部CT,イレウス管造影にて原因の特定は困難で手術を施行。手術所見では回腸末端より約80cm口側の小腸が,直径約3cmのS状結腸間膜左葉の漿膜欠損部に嵌入しており,S状結腸間膜内ヘルニア嵌頓によるイレウスと診断した。術後経過は良好で,術後第12病日に軽快退院した。本症例の術前診断は困難であったが,S状結腸間膜内ヘルニアは検索しえた範囲では,自験例を含め本邦報告例は50例と稀な疾患であり,若干の文献的考察を加えて報告した。

■Key words:Key words:S状結腸間膜内ヘルニア,イレウス
■備考:ながの かつじ 〒781-0011 高知市薊野北町2-10-53 いずみの病院外科