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高知県における特発性血小板減少性紫斑病 -新規登録票に垣間見る高齢者ITPの増加-

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 99~106頁  2005年
■表題:高知県における特発性血小板減少性紫斑病 -新規登録票に垣間見る高齢者ITPの増加-
■ title:Epidemiological aspects of idiopathic thrombocytopenic purpura in Kochi prefecture (ITP): The increase of ITP in the aged.
■著者:高橋 功
■共著者:依光聖一

■要旨(はじめに)
特発性血小板減少性紫斑病 (ITP) は血小板減少, 骨髄における巨核球数の正常/増加を特徴とする疾患で, その背景に免疫異常 (血小板膜蛋白に対する自己抗体の発現-貪食細胞による Fc レセプターを介した自己抗体結合血小板の捕捉と破壊) が存在する。 本症は昭和49年に特定疾患に指定されたが, 平成11, 12, 13年度末における医療受給者証交付件数 (有病者数) を全国レベルでみると, 対人口10万人比は各々23.42, 24.42, 25.50といずれも特定疾患中 4 位を占めており特定疾患の中では比較的多い疾患と言えよう1,2,3)。 さらに都道府県別にみると本県における同年度末の交付件数は各々35.67, 39.07, 42.26と全国で最も高い値を示している1,2,3)。 このことは血液難病である本症が本県に多い疾患であることを示すと同時に, その背景因子の解析とより適正な治療体系の確立を要求するものであろう。 今回, 過去14年間 〔平成 1 (’89)-14 (’02) 年度〕 に新規登録された ITP 523例の解析から見た本県の ITP について紹介すると同時に, 増加する高齢者 ITP の背景病態と治療について述べてみたい。

■Key words:Idiopathic thrombocytopenic purpura (ITP), ITP in the aged, Helicobacter pylori
■備考:たかはし いさお 〒780-0850 高知市丸の内1丁目2-20 高知県健康福祉部