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高知市医師会医学雑誌第10巻発刊に際して

巻頭言
高知市医師会長 永野健五郎

 早いもので、第1巻を発刊して10年目を迎えることとなりました。これは偏に会員皆様が日頃の医療社会においての学術向上に対する姿勢の賜物による結果だと存じます。
  学術専門団体とはいえ、地域医師会での活動は、都道府県医師会および日本医師会へ、また、各学会への大きな影響力を与えます。
  今回は44編にも及ぶ過去最高の玉稿をいただきました。総説6編、医療現場から3編、教育講座4編、原著15編、症例報告12編、エッセー4編の内容となっておりますが、日頃の医師会活動での各講演会、生涯教育カンファレンス、救急医療活動等における中からの投稿もございます。
  このように、われわれ医師会会員の日頃の医療活動のレベルが世に出、活用されているということは誠に意義深いことと存じます。
  これからの医師会活動は、如何に地域医療連携を推進していくかが重要であり、平成元年12月に旧高知市立市民病院との間での、開放病床の運営および医療機器の共同利用の開始から、高知赤十字病院、土佐市立土佐市民病院、近森病院、図南病院、細木病院、国立病院機構高知病院、いずみの病院へと広がり、旧高知市立市民病院が高知県・高知市病院組合立に変更と同時に旧高知中央病院もオープンシステム化、その後本年2月17日高知医療センターとの覚書を交わすまでになりました。
  当医師会としましては、病診連携には早くから取り組んでおり、様々な地域医療の場での交流が密になった結果も踏まえ、こうした実を結んだものとも言えましょう。
  聖域無き改革による社会情勢の激変が予想される中、市町村合併、社会保障費の見直し等々により、医療自体のまた医師会の運営がどうなるのか、医師会会員の皆様のお知恵とご協力をお願いし、学術専門団体としての責務を果たしていかなければなりません。この発表の場を将来とも守り、育てていくよう会員皆様のご協力ご支援をお願いし第10巻の言葉と致します。

平成17年3月吉日