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糖尿病を伴わない脂肪類壊死の2例

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 260~263頁  2005年
■表題:糖尿病を伴わない脂肪類壊死の2例
■ title:Two cases of necrobiosis lipoidica without diabetes mellitus
■著者:桑名隆一郎

■要旨(はじめに)
症例1は68歳,女性。 症例2は76歳,女性。 いずれも両下腿前面に類円形~不整形の紅色局面を認め,増大傾向あり。 自覚症状 (-)。 外傷歴 (-)。 臨床検査所見では血液一般検査,生化学検査異常なし。 FBS・HbA1C ともに正常。 病理組織所見は膠原線維の変性とそれをリンパ球・組織球が取り囲む肉芽腫の像を呈し,脂肪類壊死と診断した。 アスピリン,イコサペント酸エチル,プロピオン酸デキサメタゾン軟膏等にて加療するも難治であった。 本症は糖尿病を合併することが多いがこの2症例は FBS, HbA1C ともに正常であった。以上,比較的稀と思われる脂肪類壊死の2例を経験したのでここに報告した。

■Key words:脂肪類壊死,糖尿病,治療
■備考:くわな りゅういちろう 〒780-0915 高知市小津町9-13 桑名皮フ科