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急性気腫性胆嚢炎の1例

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 247~250頁  2005年
■表題:急性気腫性胆嚢炎の1例
■ title:A case of acute emphysematous cholecystitis
■著者:佐藤宏彦
■共著者:長堀順二、仁木亮介、森本慎也、木下貴史、日野弘之、松山和男、柏木豊

■要旨(はじめに)
急性気腫性胆嚢炎はガス産生菌によって生じる稀な疾患で,胆嚢壁の壊死や穿孔をきたしやすく緊急手術を要する場合が多い。 今回,われわれは急性気腫性胆嚢炎の1例を経験したので報告する。 患者は55歳,男性。 発熱,右季肋部痛を主訴に来院した。 糖尿病の既往あり。 腹部単純 X 線写真にて右上腹部に鏡面形成を呈する異常ガス像を認めた。 腹部 CT 検査で胆嚢内に結石像および鏡面を形成するガス像を認めた。 急性気腫性胆嚢炎と診断し緊急開腹胆嚢摘出術を施行した。 病理検査では胆嚢壁に穿孔,壊死性変化を認めた。 術後経過は良好で第11病日に退院した。 急性気腫性胆嚢炎は画像診断の進歩とともに報告例は増加している。 本疾患は炎症が急速に進行するため早期診断,早期開腹胆嚢摘出術が必要であると思われた。

■Key words:急性気腫性胆嚢炎,早期手術
■備考:さとう ひろひこ 〒780-8077 高知市朝倉西町 1-2-25独立行政法人国立病院機構高知病院 外科