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微細石灰化に対するステレオガイド下マンモトーム生検の経験

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 178~182頁  2005年
■表題:微細石灰化に対するステレオガイド下マンモトーム生検の経験
■ title:Evaluation of stereotaxic vacuum-assisted breast biopsy (Mammotome) for mammographically detected microcalcifications
■著者:安藝史典
■共著者:伊藤末喜、沼本敏

■要旨(はじめに)
平成16年度より高知県乳癌検診においてマンモグラフィ2方向単独検診が導入され,マンモグラフィで石灰化をみとめる症例の増加が予想される。 平成15年7月より,持続吸引式針生検器 (以下マンモトーム) を導入し,27症例についてステレオガイド下マンモトーム生検を施行した。 石灰化像26例,腫瘤1例。 ステレオガイド下マンモトーム生検は,乳房専用レントゲン撮影装置のマンモマート3000に,ステレオ装置とマンモトームを装着し,ステレオガイド下にマンモグラフィの石灰化像にマンモトーム生検針を近づける。 持続吸引をかけながら針をさしたまま針先を回転させ,連続して複数回乳腺組織の採取が可能である。 生検組織のマンモグラフィにて石灰化の採取されていることを確認する。 マンモトームの適応は,カテゴリー3以上で,悪性を疑われたり,石灰化の形状や分布の変化があるものとしている。 マンモトーム生検を行った症例のマンモグラフィ石灰化所見は,微小円形1例,不明瞭集簇性3例,不明瞭区域性4例,多形性集簇性15例,微細分枝状集簇性1例,微細線状区域性1例であった。 マンモトーム生検時の病理組織学的診断は,非浸潤性乳管癌11例,浸潤性乳管癌1例,異型性乳管過形成2例,乳腺症9例,線維腺腫4例であった。 合併症は,生検中気分不良を4例,生検後血腫を1例に認めた。

■Key words:マンモトーム,微細石灰化,乳癌
■備考:あき ふみのり 〒780-0085 高知市札場12-13 伊藤外科乳腺クリニック