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嵌頓,自然整復を繰り返していた閉鎖孔ヘルニアに対して腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した1例

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 239~242頁  2005年
■表題:嵌頓,自然整復を繰り返していた閉鎖孔ヘルニアに対して腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した1例
■ title:A case of elective laparoscopic repair of obturator hernia incarcerated and reduced spontaneously
■著者:山井礼道
■共著者:浜口伸正、山本洋太、大西一久、谷田信行、藤島則明

■要旨(はじめに)
7 年間嵌頓,自然整復を繰り返していた閉鎖孔ヘルニアに対して,腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した1例を経験したので報告する。 症例は77歳女性。 7 年前より原因不明の腹痛,股関節痛にて治療を受けていた。 2002年10月,腹痛,股関節痛の悪化を認め,当院救急外来受診。 理学所見で Howship-Romberg sign を認め,また,骨盤部 CT で左恥骨筋と左外閉鎖筋の間に軟部組織陰影を認めたことより,閉鎖孔ヘルニアと診断,腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した。 手術時,両側に閉鎖孔ヘルニアを確認した。 左側ヘルニア門は Prolene R mesh で覆い,右側は腹膜縫縮のみとした。 手術後,2 年経過するが,腹痛,股関節痛は手術後,著明に改善,現在まで再発は認めていない。 腹腔鏡下閉鎖孔ヘルニア修復術は低侵襲で,かつ有用な術式であると思われた。

■Key words:閉鎖孔ヘルニア,腹腔鏡下手術,嵌頓
■備考:やまい ひろみち 〒780-8562 高知市新本町2丁目13番51号 高知赤十字病院 外科