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国際医学・医療協力と寄生虫症 -リーシュマニア症を中心に-

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 5~15頁 2005年
■表題:国際医学・医療協力と寄生虫症 -リーシュマニア症を中心に-
■ title:International medical co-operation and parasitic diseases,with special reference to leishmaniasis research
■著者:橋口義久

■要旨(はじめに)
国際医学医療協力における寄生虫症の重要性を論ずるなかで,世界保健機関 (WHO) のターゲット疾患 (マラリア,フィラリア症,住血吸虫症,トリパノソーマ症,リーシュマニア症,ハンセン病,結核,デング熱) を取り上げ,そのうちの5つは寄生虫症であることを強調した。 これらの寄生虫症による国際保健医療への影響は極めて深刻である。 マラリア感染者は年間3億~5億人,死亡者数は150万~270万人で,2 分間に1人がマラリアで死亡しているという。 このような世界の寄生虫事情に対し,日本の寄生虫撲滅の経験を生かした医学・医療貢献をしようと,「橋本イニシアティブ」 が東南アジアやアフリカでスタートし,中南米その他への広がりをみせている。 将来に向けての長期的人材育成も極めて重要である。 その一例として,中南米や東南アジアで,筆者らが20数年にわたって実施してきたリーシュマニア症に関する研究活動と成果の一部を紹介した。

■Key words: 国際医学医療協力,寄生虫症,リーシュマニア症
■備考:はしぐち よしひさ 〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮 高知大学医学部 社会医学講座 寄生虫学教室 教授