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口のリハビリテーションのすすめ -医療現場から口腔ケアについて-

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 75~83頁  2005年
■表題:口のリハビリテーションのすすめ -医療現場から口腔ケアについて-
■ title:Importance of oral rehabilitation for elderly patients
■著者:栗原正紀

■要旨(はじめに)
高齢者の蛋白質・エネルギー低栄養状態 (PEM:Protein Energy Malnutrition) および誤嚥性肺炎は ADL (日常生活活動) や QOL (生活の質) の低下を招くのみならず,ついには余命の短縮を引き起こす大きな問題であり,積極的な予防・対策が重要である。 このためには病巣の治療と平行した栄養管理と徹底した口腔ケアおよびリハビリテーションの実施と継続が鍵となる。 “口のリハビリテーション” とは 「どのような障害があっても最後まで人としての尊厳を守り,諦めないで口から食べる」 ことを大切にする全ての活動を意味する。 具体的には急性期 (救急) 医療から在宅支援に至まで継続的に @1 口腔ケアの徹底,@2 栄養管理,@3 廃用症候群予防,@4 口腔機能訓練を実施し,誤嚥性肺炎の予防や寝たきりを防止していくことを目標としている。 重要なことは種々の専門職によるチームアプローチと急性期・回復期・維持期それぞれのステージ間の連携による継続性の確保である。

■Key words:誤嚥性肺炎,口腔ケア,口のリハビリテーション
■備考:くりはら まさき 〒780-0056  高知市北本町1丁目2-6 近森リハビリテーション病院