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内視鏡的胃瘻造設術の予後と合併症について

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 172~177頁  2005年
■表題:内視鏡的胃瘻造設術の予後と合併症について
■ title:Prognosis and complications of percutaneous endoscopic gastrostomy
■著者:吉井和也
■共著者:佐々木宏起、有澤豊武、夕部富三、間島國博、長田裕典

■要旨(はじめに)
内視鏡的胃瘻造設術 (Percutaneous Endoscopic Gastrostomy,以下 PEG) の術後合併症と,長期予後について検討した。 2003年1月より12月までの1年間に PEG を施行した35名 (男性19名,女性16名,平均年齢80.6歳) を対象に,合併症の有無,術後の栄養状態,予後などを調査した。 その結果,PEG 試行後6か月後に生存していた患者は,23例(66%),死亡していたもの12例(34%)で,このうち1か月以内の死亡は5例(14%),すべて80歳以上で,術前すでに全身状態が悪化していた症例,術後嘔吐し肺炎で死亡した症例,高血糖性昏睡をきたした症例などであった。 1 か月以降の死亡は,老衰や主病によるもので,PEG に伴う死亡は認められなかった。 合併症には,局所感染などの保存的治療で解消する軽微なものと,緊急手術を要する重度のものがあり,今回の集計では軽微なものがほとんどであったが,数例の重度な合併症を経験した。

■Key words:内視鏡的胃瘻造設術,合併症,予後
■備考:よしい かずや 〒781-0011 高知市薊野北町 2-10-53 いずみの病院 内科