右よりサイト内の「PDF」「医療雑誌のテキスト検索できます

予防接種、最近の話題

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第10巻 第1号 49~64頁  2005年
■表題:予防接種、最近の話題
■ title:Current vaccines topics
■著者:小倉英郎

■要旨(はじめに)
わが国の麻疹の年間発生数は10~30万と考えられ,毎年,20~30人の死亡例が報告されており,予防接種率の向上が急務である。 一方,厚労省は2回接種導入の方針を決定した。 麻疹排除に向けた,今後の新たな展開に注目したい。 また,麻疹の散発的な流行に伴い,乳児麻疹の発生が問題となっており,麻疹排除までの期間は,緊急接種等の特別な対応が必要と考えられる。インフルエンザについては,高齢者の死亡例と乳幼児のインフルエンザ脳症が問題となっている。 高齢者 (65歳以上),乳幼児 (6か月~2歳未満),妊婦等のハイリスク者へのワクチン接種が重要であり,気管支喘息においてもインフルエンザは気道過敏性を亢進し,発作を起こしやすくすることが知られており,積極的な接種が必要である。 高度の卵アレルギー児に対してもワクチン液による皮内反応を参考にして接種を進めることが可能である。

■Key words:麻疹ワクチン,インフルエンザワクチン,気管支喘息,卵アレルギー
■備考:おぐら ひでお 〒780-8077 高知市朝倉西町 1-2-25 独立行政法人国立病院機構高知病院 小児科