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老年者糖尿病患者における微量アルブミン尿の臨床的意義

■巻ページ:高知市医師会医学雑誌 第5巻 第1号 60~63頁 2000年
■表題:老年者糖尿病患者における微量アルブミン尿の臨床的意義
■title:Clinical significance in the elderly type 2 diabetic patients with microalbuminuria
■著者:高松和永 Kazunaga Takamatsu
■共著者:  

■要旨(はじめに)
<目的>老年者糖尿病患者における微量アルブミン(Alb)尿の臨床的意義を明らかにするため、約3年間経過観察した結果について報告する。<対象と方法>対象は、65歳以上の微量Alb尿(尿中Alb濃度20以上300mg/g ・cr未満)を呈する糖尿病患者23例(男/女:5/18、平均年齢:73.3±5.9歳)で平均35.5±3.5カ月経過観察を行った。尿中Alb濃度は、免疫比濁法で測定した。<結果>経過観察後、17例中4例が正常Alb尿、12例が微量Alb尿、7例が顕性蛋白尿であった。顕性蛋白尿進展群では、登録時尿中Alb濃度が非進展群と比べて高かった。血糖コントロール不良、高血圧の頻度には両群に差はみられなかった。進展例3例は、血糖コントロール不良、高血圧はなかったが、全例大血管症を有していた。<考察>老年者糖尿病患者の顕性蛋白尿への進展には、高血糖、高血圧以外の因子も関与している可能性が考えられた。

■Key words:老年者糖尿病、微量アルブミン尿、糖尿病性腎症
■備考:たかまつ かずなが 〒780-0052高知市大川筋2丁目5-48 高松内科クリニック